電子回路設計者ならではの転職面接で質問される4つのこと
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こんにちは。ノッポ(@noppo_181)です。
「転職面接の質問について、志望動機や転職理由は聞かれるのは予想できるけど、他にはどんな質問をされるのだろう…。」と思ったことはありませんか?
今回は、電子回路設計者ならではの転職面接で実際に質問された4つのことを紹介します。
自身のことを振り返って、この4つのことを話せるようにしておくと、面接官への大きなアピールになりますよ!
1.EMC設計・試験の経験
1つ目は「EMC設計・試験の経験」についてです。
自身が設計した回路のEMC(ノイズ)対策や実際に経験したEMC試験についての質問がありました。
以前転職活動では7社の転職面接を受けましたが、7社中3社で面接官から質問されています。
私の場合は、複数CH使用可能なデータロガーの開発に携わっていたので、CH間のクロストーク対策について説明しました。
入社3年以内の若手だと、自身でEMC対策を提案することは難しいかもしれませんが、自身の携わった製品でどのようなEMC対策がなされているか面接前に確認しておくことをおすすめします。
また、どのような試験を経験したことがあるかという質問もあるので、経験したことのある試験の規格についても確認しておいたほうがいいです。
(民生品と車載品では、EMC試験規格が異なることがあるので、
民生品→車載品 or 車載品→民生品のような転職を希望する方は特に必要です。)
2.担当製品の電子部品の実装数
2つ目は、担当製品の基板に実装されている電子部品の数量についてです。
転職面接を受けた7社中1社で質問されており、そこまで質問の頻度は高くないですね。
おそらく面接官は、回路の規模について知りたいと思い、基板の実装部品の数量でイメージしようとしたのだと思います。
私の場合は、正直なところ担当製品の電子部品の実装数を正確に把握しておらず、この質問にはかなり戸惑った経験があります。
把握されていない方は、最低でも直近の担当製品については確認しておくといいです。
3.熱設計の経験
3つ目は「熱設計の経験」についてです。
転職面接を受けた7社中1社で質問されました。
正直、転職活動をしていた当時は熱設計に関する知識や経験が乏しかったため、アピールできることがあまりなくて、言葉に詰まったという苦い思い出があります…。
自動車部品メーカーなど熱に関する要求が高い製品を扱う企業への転職を目指す方は、特に抑えておいたほうがいい分野ですね。
自身で設計した内容でなくても、担当製品の熱対策くらいは確認しておくといいでしょう。
4.回路設計における得意分野
4つ目は回路設計における得意分野、すなわち自身の強みです。
自身の強みというのは、電子回路設計者でなくてもどの職業でも転職面接で質問されます。
実際に私も全ての転職面接で自身の強みについて述べていました。
たいてい職務経歴書に自己PRとして書くから、そこを突っ込まれるのは当たり前なんですけどね。
電子回路設計者の場合は、自身の強みとなると「得意な回路」、「スキル」、「マネジメント」などがあげられます。
「得意な回路」だと、例えば電源回路、デジタル回路、アナログ回路などがあります。
「スキル」だと、EMC設計や高密度設計、「マネジメント」だとソフト開発の担当者など周囲のメンバとの連携などがあるでしょう。
自身の経験談を交えながら話すと、面接官の印象に残るアピールになりますよ!
まとめ
今回は、電子回路設計者ならではの転職面接で実際に質問された4つのことを説明しました。
志望動機や転職理由といった転職面接で必ず質問される内容はもちろん
- EMC設計・試験の経験
- 担当製品の電子部品の実装数
- 熱設計
- 回路設計における得意分野
は面接できちんと説明できるようにしておきましょう!
参考リンク
私の転職理由についてはこちら